リスティング広告における入稿とは、考えた広告文やキーワードなどを広告管理画面に反映することを指します。
本記事では、リスティング広告を配信できる代表的な広告媒体であるGoogle広告とYahoo広告の入稿規定についてご紹介します。
まずは入稿したい内容を作成する必要があります。
これからリスティング広告を始める場合は、まずはアカウント構成を作成しましょう。
アカウント構成とは、リスティング広告の設計図のようなもので、キャンペーン・広告グループ・広告文・キーワードの4つで構成されています。
アカウント | 基本的に1企業につき1つ。広告費の支払い設定や管理者権限など事務的な設定を行うことができる。 |
---|---|
キャンペーン | 商品やサービス、広告の目的ごとに作成する。広告をまとめる箱のようなもの。キャンペーンの目的や1日あたりの予算、配信スケジュールなど、広告文とキーワード以外の広告配信に関する設定はすべてキャンペーンで行う。 |
広告グループ | 広告文とキーワードをまとめる箱のようなもの。 中に入っている広告のオン・オフや入札単価の変更をまとめて行うことができる。 |
広告文 | リスティング広告として検索結果に表示される広告そのもの。 |
キーワード | 広告を出稿したいキーワードを指定する。 キーワードごとに入札単価を設定することができる。 |
入稿規定が定められているのは、ユーザーの目に触れる広告文がメインです。
広告文を作成する際には、入稿規定をしっかりと理解しておく必要があります。
リスティング広告は基本的に「レスポンシブ広告」という形式の広告で配信します。
GoogleとYahoo!どちらも入稿できる文字数とアセットの本数は同じです。
項目 | Google検索広告 | Yahoo!検索広告 |
---|---|---|
見出し | 半角30文字以内、3~15本 | 半角30文字以内、3~15本 |
説明文 | 半角90文字以内、2~4本 | 半角90文字以内、2~4本 |
パス(ディレクトリ) | 半角15文字以内、2本 | 半角15文字以内、2本 |
レスポンシブ広告は、ユーザーの検索語句に合わせて入稿している見出しや説明文が自動的に選択され表示される仕組みになっています。
Googleは、成果を高めるため独自性のある見出しを5つ以上追加することを推奨設定としているため、広告の評価を高めるためにも、推奨設定どおり5つ以上設定しましょう。
また、検索語句やユーザーの地域に合わせて広告文を動的に変える「キーワードの自動挿入」や「地域情報の自動挿入」という機能もあるので、ぜひ活用してみてください。
Google検索広告とYahoo!検索広告のどちらも使用できる記号を一覧にしました。
種別 | 記号 |
---|---|
句読点(全角のみ) | 、 。 |
カンマ、ピリオド(全角/半角) | , . |
感嘆符(全角/半角) | ! ! |
疑問符(全角/半角) | ? ? |
ダブルクォーテーション シングルクォーテーション(全角/半角) |
” ” ‘ ‘ |
パーセント(全角/半角) | % % |
アンド(全角/半角) | & & |
シャープ(全角/半角) | # # |
スラッシュ(全角/半角) | / / |
コロン(全角/半角) | : : |
ハイフン(全角/半角) | ー - |
かっこ①(全角/半角) | () () |
かっこ②(全角のみ) | <> [] 【】 「」 『』 «» 《》 |
ドル(半角のみ) | $ |
円(全角のみ) | ¥ |
中黒(全角のみ) | ・ |
省略マーク(全角のみ) | … |
波形(全角のみ) | ~ |
Google検索広告では使えて、Yahoo!検索広告で使えない、あるいはYahoo!検索広告では使えてGoogle検索広告で使えない記号もあります。
下記に一覧にしております。
種別 | 記号 | Google検索広告 | Yahoo!検索広告 |
---|---|---|---|
セミコロン | ; ; | ー | 〇 |
かっこ③ | [] [] | 半角NG | 〇 |
計算記号① | + - + - | ー | 〇 |
計算記号② | ± × ÷ = ≠ ∞ | ー | 半角NG |
アットマーク | @ @ | ー | 〇 |
記号はうまく活用すれば、ユーザーの目を引くのに役立ちます。
例)【2/5まで20%OFF】
リスティング広告には、媒体ごとに禁止されている広告表現があります。
禁止されている表現を含む広告文を入稿すると、最悪の場合、ポリシー違反としてアカウントが停止されてしまうため、必ず事前にチェックしておきましょう。
Google検索広告で禁止されている広告表現は下記になります。
Yahoo!検索広告で禁止されている広告表現は下記になります。
ここまで、Google検索広告とYahoo!検索広告の入稿規定をご紹介してきました。
文字数や記号については、特に罰則もないため、そこまで意識する必要がありませんが、ポリシーに違反した内容の入稿には注意が必要です。
入稿前には必ず入稿規定とポリシーを確認しておくようにしましょう。
下記より、お問い合わせ内容をお選びください。