リスティング広告や、SNS広告、ディスプレイ広告などの運用をWEB広告代理店に依頼するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
本記事では、WEB広告代理店の料金体系と費用の相場感についてご紹介いたします。
WEB広告代理店の料金体系には大きく分けて3つの種類があります。
手数料率型 | 広告費に一定の手数料率をかけた金額を手数料として支払う |
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手数料固定型 | 広告費に関わらず、一定の金額を手数料として支払う |
成果報酬型 | 発生した成果に応じて報酬を支払う |
最も一般的な料金体系です。
一般的には広告費が増えるほど、広告運用にかかる工数も増えるため、フェアな料金体系とも言えます。
手数料率の相場は20%ですが、広告代理店によっては10%や30%のケースも存在します。
手数料率は安いに越したことはありませんが、広告代理店ごとに運用力やサポートの質に差があるため、手数料率だけで代理店を選ぶことはおすすめできません。
手数料率型の場合、代理店側が売上を伸ばすためには、広告費を伸ばす必要があるため、運用改善にリソースを投下する動きになりやすいこともメリットです。
中には広告主側の利益が出ていない状態なのにも関わらず、ひたすら予算を増額させようとする代理店も存在するため、代理店にすべてを任せるのではなく、しっかりとKPIを定めて共通目標を持つことが重要です。
メリット | ・広告費の分だけしか手数料が発生しない ・代理店が成果改善にリソースを投下しやすい |
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デメリット | ・広告費が大きくなれば、その分手数料も高くなる ・成果が悪くても広告費の分の手数料を支払う必要がある |
広告費に関わらず、毎月固定の金額を手数料として支払う料金体系です。
手数料の金額は、広告運用費や運用工数に応じて設定されます。
ステージ制になっているケースが多く、30万円以下の場合は5万円、100万円以下の場合は10万円といったようなイメージで設定されます。
広告費が多少増えても手数料が変わらないのが魅力ですが、代理店視点でみると、運用工数を最大限削減することで利益を上げられるため、運用がおろそかになりやすいというデメリットがあります。
メリット | ・広告費が多少増えても手数料は変わらない |
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デメリット | ・運用がおろそかになる可能性がある |
広告費に関わらず、獲得できた成果に対して報酬を支払う料金体系です。
運用代行を行うWEB広告代理店では非常に稀な料金体系で、採用している代理店は非常に少ないです。
成果が発生しない限り、報酬を支払う必要がないため、非常に魅力的な料金体系ですが、代理店側が負うリスクが高いため、報酬金額や成果地点などの実施条件が厳しくなりやすく、そもそも取り組みが難しいケースが多いです。
運用改善が進んだとしても、支払う報酬金額が変わらないため、最終的な費用対効果は手数料型より悪くなりやすい点にも注意が必要です。
近しい取り組みとしてはアフィリエイト広告が挙げられます。
メリット | ・成果が発生しない限り報酬を支払う必要がない |
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デメリット | ・実施条件が厳しい ・報酬金額が高くなりやすく、費用対効果は他の料金体系よりも悪くなりやすい |
広告運用費以外にも、初期設定やレポートにも費用がかかるケースがあります。
これらの費用は広告代理店によってまちまちで、運用手数料に含むケースもあります。
WEB広告代理店の利用を検討する際には、これらの費用についても事前に確認しておきましょう。
【その他費用の相場】
初期費用(アカウント開設・タグ設置) | 3~10万円 |
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レポート費用 | 1~5万円 |
コンサルティング費用 | 5~30万円 (対応内容によって大きく異なる) |
代理店によっては、解約金なども請求されるケースがあるため、最低契約期間や解約金についても確認しておくべきでしょう。
広告配信に必要なバナー画像やサイトの制作については、運用手数料とは別で費用が発生するケースが多いです。
それぞれ、制作する内容やボリューム感によって料金はまちまちですが、おおよそ下記のような相場観になっています。
バナー制作費 | 1~3万円 |
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サイト制作費 | 10~100万円 |
バナー画像やサイトが、WEB広告の成果に与えるインパクトは大きく、バナー画像やサイトの内容次第で成果が変わるといっても過言ではありません。
サイト制作費は特に依頼先による差が大きいですが、安さだけではなく、質も加味した上で依頼先を選ぶことをおすすめいたします。
WEB広告代理店へ広告運用を依頼する際にかかる費用には様々なパターンがあります。
手数料率が同じでも、対応業務や、追加でかかる費用に違いがありますので、事前によく確認した上で、自社にあった広告代理店を選ぶようにしましょう。
下記より、お問い合わせ内容をお選びください。