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リスティング広告はキーワード選定が重要!
キーワードの探し方と選定方法について解説

リスティング広告のキーワード選定について悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

リスティング広告は検索キーワードに連動した広告であり、どのキーワードに配信するかは基本的ながら非常に重要です。

キーワード次第でリスティング広告の成果は大きく変わります。

本記事では、事前調査と選定方法の2つに分けて、成果につながるキーワードを網羅的に選定する方法を解説します。

リスティング広告で配信するキーワードを決める手順は下記の通りです。

  1. キーワードを洗い出す
  2. キーワードを選定する

まずは自社の商品、サービスに関連しそうな単語をひたすら書き出していきましょう。

まず考えるべきは、軸となるキーワードです。

リスティング広告で設定するキーワードは単語である必要はなく、「カーテン 防音」といったようなかけ合わせのキーワードも使用することができます。

2語以上のかけ合わせのキーワードの方が検索ニーズが絞られているため、より自社の商品/サービスとの関連性を高めることができます。

軸となるキーワードとは、かけ合わせられる側のキーワードのことを指します。

「カーテン 防音」というキーワードの場合、「カーテン」が軸となるキーワードにあたり、「防音」にあたるキーワードはサブキーワードと呼びます。

軸となるキーワードの洗い出し

軸となるキーワードはかけ合わせられる側のキーワードなので、主には名詞です。

商品/サービスを指す言葉を洗い出すのが良いでしょう。

サブキーワードの洗い出し

次に、軸となるキーワードにかけ合わせるサブキーワードを洗い出しましょう。

商品/サービスと関連性が高い程、成果が良い傾向にありますが、思わぬキーワードの成果が良いこともあるため、まずは思いつく限り洗い出しましょう。

洗い出したキーワードはカテゴリ別に分けてExcelにまとめておくと後々便利です。

キーワードの洗い出しが終わったら洗い出したキーワードをかけ合わせていきます。

キーワードのかけ合わせには、KARABINERというWEBツールが便利です。

KARABINERでは3語までかけ合わせすることができますが、基本的には2語までで十分なケースが多いです。

KARABINER

かけ合わせが多い程、検索される回数が少なくなるため、本当にそのキーワードにしか配信をしたくない場合などを除くと、かけ合わせなしの単一キーワードと2語をかけ合わせたキーワードで配信するのが一般的です。

かけ合わせたキーワードからターゲティングに利用するキーワードを選定しましょう。

キーワードを選定するときに考えるべきことは下記の5つです。

考えることは非常に多いですが、最も重要なのは商品/サービスとの関連性です。

キーワードと商品/サービスの関連性が高いほど、コンバージョンにつながりやすいため、まずは関連性の高さを基準に選定していくとよいでしょう。

同時に自社の商品/サービスとは関連しないキーワードがあれば除外キーワードとしてリストアップしておきましょう。

除外キーワードとして設定することで、リスティング広告では広告を出さないキーワードも指定することができます。

次に考えるべきなのは、検索ニーズです。

検索ニーズとは、「そのキーワードを検索しているユーザーの目的や気持ち」のようなものです。

ただ情報収集したいだけなのか、購入を検討しているのかなど、キーワードの裏に隠れている検索ニーズを考えることで、コンバージョンにつながりやすいキーワードかどうかを想定することができます。

検索ニーズを調査するには、実際に検索をしてみるのが良いでしょう。

特にリスティング広告ではなく、自然検索として表示されているサイトは、検索エンジンが検索二ーズを満たせると判断したサイトなので、どのようなサイトが上位に表示されているかを見れば、おおよその検索ニーズを掴むことができます。

リスティング広告はキーワードに連動する広告なので、キーワードの検索回数は重要です。

かけ合わせのキーワードで検索数が少ない場合は、かけ合わせ数を減らしてある程度大きなくくりでキーワードを登録していくのが良いでしょう。

マッチタイプという機能を活用すれば、1つのキーワード登録で複数のキーワードを網羅するという設定が可能です。

キーワードを分けすぎると、配信データも分散してしまうため、分けすぎないこともポイントです。

マッチタイプの活用

実は、リスティング広告では指定したキーワードだけで広告が出るわけではありません。

キーワードにはマッチタイプというものが設定でき、マッチタイプによってはキーワードを自動的に拡張することができます。

ユーザーが実際に検索窓に打ち込んだ検索キーワードについては、キーワードと区別するため、「検索語句」または「クエリ」と呼びます。

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【マッチタイプの種類】

完全一致

指定したキーワードと完全に一致する検索語句のみに広告を配信する。(表記ゆれも含む)

マッチタイプの中でも最も狭い範囲で広告を掲載できる。

例)キーワード「スニーカー」:検索語句「スニーカー」「すにーかー」

フレーズ一致

指定したキーワードを含む検索語句に広告を表示する。

例)キーワード「スニーカー」:検索語句「歩きやすい スニーカー」「スニーカー セール」

部分一致

指定したキーワードに関連する検索語句に広告を表示する。

例)キーワード「スニーカー」:検索語句「歩きやすい靴」「スポーツシューズ」

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リスティング広告の掲載順位や1クリックにかかる費用はオークションで決められています。

出稿したいキーワードに入札することで、オークションに参加するような仕組みになっており、競合する企業が増えるほど、広告を掲載するために必要な入札単価は高くなります。

必要な入札単価はキーワードによって異なるため、あまりに入札単価が高い場合はあえて配信を見送るような選択も必要です。

基本的に成果の合いやすいキーワードほど入札単価が高くなるので、入札単価の低いキーワードばかりではかえって費用対効果が悪くなる可能性もあります。

商品/サービスとの関連性、検索ニーズ、入札単価の3点でバランスを見て配信するかどうかを考えましょう。

狙いたいキーワードでどのような競合他社が広告を出しているかにも注意が必要です。

商品力にも価格競争にも強いような強豪企業がいるキーワードでは、成果を上げることが難しくなります。

リスティング広告をユーザー視点で見ると、検索結果に複数の広告が出てきているような状態なので、いくつかクリックした上で、最も良さそうな商品/サービスを選びます。

強い企業がいれば、そこに流れやすくなるため、勝ち目が低そうな場合、配信前にサイトを強化するなどの工夫が必要です。

また、リスティング広告で競合するサービスは必ずしも同業他社とは限りません。

例えば「ダイエット」というキーワードには、ダイエットサプリやダイエットジム、ダイエットベルトなど複数の商品/サービスが広告を出稿する可能性があります。

それらの中で自社の商品/サービスが選ばれる勝ち筋を用意しておかないとリスティング広告で成果を上げることは難しいです。

リスティング広告で配信するキーワードを考える上で役に立つ便利なツールについてご紹介します。

Googleキーワードプランナーは、Google広告のアカウントを作成すれば無料で利用できるキーワード検索ツールで、入力したキーワードに関連するキーワードや、その検索ボリューム、入札単価などを調べることができます。

ラッコキーワードはサジェストワードを調べることができるツールです。

サジェストワードとは、検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込んだときに表示される検索候補のキーワードのことです。

ラッコキーワードでは、入力したキーワード+そのキーワードにかけ合わされて検索されている語句を五十音順にまとめて表示させることができます。

キーワードの洗い出しや、検索ニーズの把握に便利です。

ここまで、リスティング広告におけるキーワード選定の方法を解説してきました。

ユーザーがどんな気持ちでそのキーワードを検索しているのか(検索ニーズ)を読み解き、最適なキーワードを選定することが重要です。

キーワード選定はそのままリスティング広告の配信戦略になるような重要な工程なので、市場や競合他社の調査分析も踏まえてしっかりと考えていきましょう。

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