リスティング広告は『今まさに商品やサービスを探している(検索している)ユーザー』に広告を表示できるため、WEB広告の中でも購買や申し込みなどの成果につながりやすい傾向があります。
そのため、「WEB広告を始めるならまずはリスティング広告から」というのが王道になっていますが、リスティング広告にも相性があり、どの業種でも有効に使える万能な広告というわけではありません。
本記事では、リスティング広告を積極的に活用すべき相性の良い業種と、逆にリスティング広告とは相性の悪い業種について解説いたします。
リスティング広告は、GoogleやYahooといった検索エンジンの検索結果に連動して表示される検索連動型の広告です。
商品やサービスを検索しているユーザーや、悩みや課題に対する解決法を検索しているユーザーに広告を表示できるため、WEB広告の中でも”購入に近い”ニーズの顕在化したユーザー(顕在層)にアプローチすることができます。
そのため、成果につながりやすく、WEB広告の代表的な広告として多くの業種の企業に利用されている代表的なWEB広告です。
リスティング広告と相性がよい商品やサービスの特徴として、下記の6つをご紹介いたします。
リスティング広告は、検索キーワードと連動して広告を表示するため、カテゴリとして一般的に認知されており、よく検索される商品やサービスは相性が良いです。
自社の商品、サービスに関連するキーワードがどれくらい検索されているかについては、「Googleキーワードプランナー」というツールを使用することで調べることができます。
リスティング広告でよく利用されるキーワードとして、「商品のカテゴリを指すキーワード」の他に「お悩み系のキーワード」があります。
例えば、置き換えダイエットの場合、「置き換えダイエット」というカテゴリ系キーワードだけでなく、「痩せたい」というお悩み系キーワードでも獲得が見込めます。
例)ダイエット食品、育毛剤、転職エージェント、弁護士相談など
悩みや課題を解決するものの中でも特に緊急性をようするものについては、その場で問い合わせにつながりやすく、リスティング広告と相性が良いです。
例)水道修理、鍵修理、害虫駆除、葬儀など
リスティング広告はクリックごとに費用がかかるため、広告費を捻出できる客単価や利益率が高い消費やサービスと相性が良いです。
例)注文住宅、美容クリニック、弁護士相談など
客単価や利益率が高くなくても、リピートして利用される商品やサービスは中長期的な視点で広告費を回収して利益を出せる可能性があるので相性が良いです。
例)化粧品、サプリメント、サブスクリプションサービスなど
リスティング広告では、検索したキーワードに関連する複数のサイトが表示されます。
ユーザーはそのどれかだけを見るのではなく、複数のサイトを確認して比較した上で、最も良いと感じたものを選びます。
そのため、リスティング広告を出稿している競合他社と比較して、優位性がない場合、たとえ競合より上位に広告を掲載することができたとしても成果につながりにくいです。
ただ、プロダクトで完全に勝っている超大手企業が出稿していれば勝ち目がないということは無く、ユーザー視点ではサイトに載っている情報で判断するため、サイトの工夫次第で大手企業にも勝てる可能性があります。
リスティング広告と相性が悪い業種の特徴もご紹介します。
リスティング広告は、検索キーワードと連動しているため、検索されない商品やサービスはそもそも広告する機会が少ないため、相性が悪いです。
例)全く世になかった新しいサービス、ニッチな商品・サービス、限定的なイベントなど
リスティング広告では、購入や問い合わせ、会員登録など、WEB上での行動の完了を目標地点として設定します。
目標達成にかかったコストを見て成果を判断していくのですが、目標に設定できるものがなく計測もできないものについては、費用対効果が分からないので相性が悪いです。
例えば、量販店などの予約制ではない店舗への来店促進などがこれに該当します。
リスティング広告は特にWEB広告の中でも”獲得”に特化した広告なので、認知に近い広告にあえてリスティング広告を使うメリットは薄いです。
Google広告とYahoo広告で規定が異なりますが、媒体として出稿をNGとしている業種が存在します。
主に反社会的なサービスが該当しますが、一般的な商品・サービスであっても、広告文やサイトに記載している内容が、薬事法や景品表示法なども法令に違反する場合、媒体の審査に通らず広告を配信できない可能性があります。
自社の商品やサービスがリスティング広告と相性が良いかを確認する方法として、自社の商品やサービスに関連するキーワードで検索をしてみるという方法もあります。
継続的に広告を出稿している企業があれば、その企業はリスティング広告で費用対効果を合わせられていると推測することができます。
逆に全く出稿している企業が見つからなかった場合、ブルーオーシャンという考え方もできますが、参入しても費用対効果が合う見込みが低いと考えることもできます。
Googleキーワードプランナーというツールを活用すれば、自社のサービスに関連するキーワードを探したり、キーワードの検索数を調べることが可能です。
キーワードの競合性や、入札に必要な費用の目安なども確認することができるため、狙いたいキーワードの市場感を知るには非常に便利です。
Googleキーワードプランナーは、Google広告のアカウントを作成すれば無料で利用することができます。
リスティング広告と相性の良い業種と悪い業種をご紹介いたしました。
リスティング広告と悪い業種に一部当てはまる商品やサービスでも例外的にリスティング広告で成功するケースもあります。
ただし、検索キーワードがない欠点だけは補うことが難しいので、検索されないサービスについては、SNS広告やディスプレイ広告などの検索されなくても広告を表示できる広告を検討しましょう。
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